微分積分学の試練 実数の連続性とε-δ
第1刷・第2刷における誤記・誤植の一覧
最終更新日:2024/7/26
数学的な間違いについて
・p.64 練習3.7 誤: bn>0 正: 0<bn<2
・p.93 命題5.8.4(2)
誤: 各 y∈f(X) について,fg(y)=y が成り立つ.
正: 各 y∈Y について,fg(y)=y が成り立つ.
表現の訂正
・p.95 脚注 10) の文章に関して、主語が曖昧で分かりにくいとの報告を受け、次のように変更します:
「 全体集合Xの部分集合AがXに一致しない(つまりAの補集合が空集合でない)とき,AをXの真部分集合という.」
・p.270 補題B.5.3の直前に「例B.5.1(6)(ii)で予告した」とありますが、補題B.5.3で論じているのは
例B.5.1(6)(ii)で挙げた「¬(P⇒Q)」の否定を取る前の条件「P⇒Q」になります。
なお、例B.5.1(6)(ii)で予告した同値性は、補題B.5.3の帰結として得られます(系B.6.3)。
細かい誤記・誤植
・p.2 6行目: 「二年生」の「二」は数字のほうがいいのでは。
・p.20 例1.6.2において「斜線」と説明しているが、図1.1の領域は斜線で表示されていない。
・p.27 命題2.2.2のピリオドの全角・半角の使い方がp.42の「再掲」と異なっている。
・p.28 1行目: 文末のピリオドが半角になっている。
・p.28 5行目: aより大きくかつb未満の実数「を」全体を
・p.43 定義: 文末のピリオドが半角になっている。
・p.47 命題3.2.3(1): ピリオド直前に空白あり。
・p.48 -5行目: 「前節」とあるがこれは「前前節(3.1節)」のこと。
・p.52 命題3.4.3: 文末のピリオドが半角になっている。
・p.54 -1行目: 中括弧と |α-a1| の間にある空白は仕様です(たぶん)。
・p.56 補題3.6.2の箇条書きにおけるカンマとピリオドの全角・半角はそろえた方がよいか。
・p.62 2行目: an−dn=−(−1)n
・p.67 図4.1: 誤: 小数点切り捨て 正: 小数点以下切り捨て
・p.77 命題4.7.2 証明(2) 2行目: 誤: Sn:=Σan 正:Sn:=Σ|an|
・p.93 命題5.8.4 証明 2行目: ピリオドが半角になっている。
・p.101 命題6.2.1 証明 5行目: 文末のピリオドが半角になっている。
・p.101 コラム 4行目: 誤: l' 正: l2
・p.105 練習6.5.6: 誤:f(x) 正:g(x)
・p.114 4行目: 誤: an=a 正: xn=a
・p.124 系8.1.4 1行目: 誤:連続関数 正:関数
・p.126 2行目: ピリオドが半角になっている。
・p.160 例10.6.3 証明 1,3行目: 誤:f(x) 正:f(x,y)
・p.170 練習10.7 2行目: ピリオドが半角になっている。
・p.172 脚注: εの字体が他と違う。
・p.173 4行目: 誤:定理10.4.4(ii) 正:定義10.4.4(ii)
・p.173 図11.1: 集合の定義に現れる変数 y は、グラフでいう x2 のこと。
・p.191 脚注1): 誤:練習12.2(2) 正:練習12.2(1)
・p.200 練習12.2(2): 末尾のピリオドが半角になっている。
・p.206 1行目: 誤: にも関わらず 正: にも拘らず
・p.208 6行目: 文末のピリオドが半角になっている。
・p.231 条件(L)の否定とは、正確には「∃x∈X, ∀U∈u, N(x,ε)⊂Uでない」のことであるが、
証明内の条件 ¬(L) では、この一部分「∀U∈u, N(x,ε)⊂Uでない」のみとなっている。
・p.256 miの定義直後のカンマ前に不要な空白あり。
・p.262 B.2節 3行目: 文末のピリオドが半角になっている。
・p.278 解答例2.2 2行目: 「とおけば」の後のカンマが半角になっている。
・p.279 解答例2.4(5) -3行目: 誤: supA−supB−δ 正: supA−infB−δ
・p.280 解答例3.2 2行目: εの字体が他と違う。
・p.288 5行目: 誤: |am−an|<ε 正:|acm−acn|<ε
・p.289 解答例10.7(2): 誤: ra-rx 正: ra-rxn
・p.290 解答例11.8(1) 2行目: 誤: 列anとれば 正: 列anをとれば
・p.293 解答例12.10 (4)⇒(3): 練習4.1で示した事は「αに収束するA上の数列が取れる」であり、
これが単調列として取れることは別途示すべきことである。
例えばA上の数列anがα=supAに収束するとき、
bn=max{a1, …, an}はαに収束する単調増加列である。
その他
・p.28 例題2.3.4の解答における「x<t<y」は「x≦t≦y」としたほうが読みやすかったかもしれない。
もちろん、現行のままでも間違いではない(等号成立時の議論は明らかであるから)。
・p.38 命題2.8.1直後の説明にあるM+1が、命題2.8.1におけるMに相当しています。
ここは違う文字を用いた方がよかったかもしれません。
・p.52 命題3.4.2の証明において、|an−α| を |α−an| と表示したほうが
統一感がとれたかもしれない。
・p.52 命題3.4.3の主張は、より正確に述べるならanとbnが収束列であることを仮定しておく必要がある。
・p.57 命題3.4.7(4)の証明において、これまでの証明の仕方をふまえて、
|αβーanbn|の評価をしたほうが統一的でした。
・p.70 (Step 2)において「上半分と下半分」とあるが、これは「下半分と上半分」あるいは
「左半分と右半分」としたほうが読みやすかった。(Step 3)についても同様。
・p.111 挿絵の三角形のうち、1箇所だけ角のマークがない。
・p.113 図7.1では、原点における関数の値が0であると分かるように
原点を黒丸で表示したほうが分かりやすかったかもしれません。
・p.120 定義7.4.3 3行目: 文末が定義7.1.1, 7.4.1, 7.4.2 と異なっている(統一したほうがよいか)。
・p.122 練習7.2: 「点列」は「数列」としたほうが親切(2ヵ所)。
・p.146 3行目のピリオドを半角にしているのは、4行目が半角のため見栄えを考えてのことか。
・p.157 定義10.4.1の2行目では d(an, a) と d(a, an) の両方が現れている。
いずれで表示しても間違いではないが、同一行内では統一したほうがよかった。
・p.161 xyの定義域が図示されているが、x<0のときもyが整数ならxyは定義できるのではないか。
回答:ここでは、連結になる範囲で定義域を指定しています。
・p.165 補題10.7.8証明: (1)の文末ピリオドが全角なのは、(2)文末が全角のため見栄えを考えてのことか。
・p.165 命題10.7.9証明: 数式の文末ピリオドが全角(2件)なのは、前後の見栄えを考えてのことか。
・p.191 3行目 d(x, a) は d(a, x) の方がよい。
・p.195 系12.2.6の証明において、W=U∩VとしているがW=V∩Uの方が分かりやすいのではないか。
そもそも引用元の命題12.2.5のUと混同する恐れがあり、Uを別の記号にした方がよい。
・p.220 定理14.1.7証明 3行目: 距離ρの添え字にあるRn は R2 とした方が親しみやすい。
・p.232 定理14.7.1の直後のΣ記号の添え字に i を用いている。
虚数単位との混同をさけるため、別の記号を用いた方が適切か。
・p.233 補題14.7.4の[証明の方針]にも添え字に i が使われている。
・p.248 中央揃え末尾のピリオドが半角になっているが、これは数式とみなしたためです。
・付録B 文中の論理式を鍵括弧でくくる場合とくくらない場合があります。
・p.280 解答3.5 1行目: 「Mn:=」「M=」と統一感がない。
・p.294 解答例13.4(2): 「定数関数としてのf|Aの拡張を」よりも「f|Aの, 定数関数としての拡張を」の方が誤読率が低いか。
・p.297 第二段落1行目: 「平行」は「併行」のほうがベターか。
印刷工程に関する不具合
・p. 212 例13.5.4証明(3) 2行目: Nの印刷がかすれている(第2刷で修正済み)。
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